近年「人への投資」という言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか。
人への投資は、岸田政権が打ち出す経済政策「新しい資本主義」のなかで重点項目としてあげられています。
では具体的に出されている「人への投資」の5つの方針について簡単に説明します。
1. 人的資本投資
2024年までの3年間で4,000億円規模の予算を投じるとしています。
なかでも「人材開発支援助成金」への助成金が強化されています。
例えば「人への投資推進コース」を活用することで、IT分野未経験の従業員にプログラミング言語を習得させる訓練に対して経費助成60%が受けとれます。
2. 多様な働き方の推進
子育てや介護などをしやすい社会を実現するために、選択的週休3日制度の導入を推進するなどの方針です。
3. 質の高い教育の実現
IT人材不足を解消することを念頭に、現在35%にとどまっている理系分野を専攻する学生の割合を5割程度まで増やすなどの方針です。
4. 賃上げ・最低賃金
できる限り早期に最低賃金の全国加重平均を1,000円以上にする、などの方針です。
5. 「貯蓄から投資」のための「資産所得倍増プラン」
NISAの抜本的拡充や、iDeCoの制度改革などによって、預貯金を資産運用に誘導する新たな仕組みを目指す方針です。
今回紹介した「人への投資」を含む、新しい資本主義の詳しい方針はこちらから確認できます。
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