今回は、近年広まりつつある「リファラル採用」という採用方式について紹介します。
リファラル採用とは、従業員による紹介を選考につなげる採用方式です。
理系研究職などでは一般的な採用方式ですが、最近は非技術職の採用にも広まってきています。
リファラル採用を支援する「Myrefer」によると、同社のサービスを利用した採用者は2021年度の1年で、約1.5倍にまで拡大したといいます。
なぜリファラル採用が注目されているか、関西電力の例を紹介します。
関西電力では、10月からリファラル採用を拡大する計画です。
脱炭素に向けて再生可能エネルギーへの対応が急務のなかで、競争が激しい再生エネ人材の確保を期待しています。
知人を通じて、転職市場に出ていないような潜在層にアプローチするのが、リファラル採用を活用する狙いだといいます。
優秀な人材を効率よく獲得するにはリファラル採用が効果的
リファラル採用は紹介によるため、エージェントなどへの登録を必要としません。
そのため採用コストを抑制できるのが大きなメリットです。
また、転職市場で獲得しづらい人材の獲得にも効果的です。
売り手市場が続く中で、優秀な人材を効率よく獲得するために社員の人脈を活用する動きは今後も広がりそうです。