進研ゼミで知られる「ベネッセコーポレーション」では、全ての事業でDX化を急いでおり、全社員向けにDXリテラシーの向上を目指しています。
そこで今回は、DX人材を外部から採用するのではなく、自社でリスキリング(育成)するメリットについて解説します。
1. 部署間の連携が取りやすい
一つ目のメリットは、社内の人材がDX化をすすめることで社内調整をしやすく、部署間の連携が取りやすいことです。
DX化は一つの部署だけでは完結せず、会社全体で取り組む必要があります。
外部ベンダーに頼らず、企業カルチャーをよく理解している社内の人材のほうが、スムーズにDX化を進めることができます。
2. 既存のシステムや業務を把握した上で自社に最適なDX化を進められる
二つ目のメリットは、自社に最適なDX化を進めやすいことです。
既存の業務やシステムを改善するか、新規事業の開発時にDX化を進める場合が多いです。
社内の人材であれば現場の状況に合わせた改善が行いやすいと言えます。
また、既存事業とのシナジーを生み出す新規システムも考えつく可能性があります。
3. システムの一貫性が保たれる
三つ目のメリットは、立ち上げから完成、さらにはアップデートや管理に至るまで、社内の人材が手がけられることです。
外部人材に依頼する場合には、エンジニアの力量にばらつきがあり一貫性が保たれない恐れがあります。
社内の人材であれば社内に適したシステムを構築しやすく、管理も自分たちで行うため、安定した運用を進めやすいといえます。
このように、DX化には社内の人材を育成することを視野に入れると、スムーズに進めやすいかもしれません。