今回は、株式会社マイナビが発表した「転職動向調査2022年版」を元に、
2021年の転職状況について紹介します。
【出典】
正社員転職率は過去6年間で最多
正社員転職率は、全体で7.03%を記録し、
2016年以降の6年間で最高値となっています。
特に若い世代の転職率が高く、
20代男性は14.2%、20代女性は12.5%です。
30代の男女でも高い数値を記録しています。
在職中の転職が増加
転職時の状況について見ると、
在職中に転職した割合は73.1%で、前年の67.5%からアップ。
一方で、離職中に転職した割合は35.9%から30.4%に低下しています。
同調査では、転職者の在宅勤務日数が前年より増加したことも分かっており、
転職活動に充てる時間が増えたと見込んでいます。
規模が大きい企業への転職が増加傾向
前年は規模が小さい企業への転職が多かった傾向ですが、
2021年は規模が大きい企業への転職が増加傾向です。
さらに、年収が増加した転職者も増えており、
DX推進により、高スキル人材のニーズ高騰が関係していると見込まれています。
規模が大きい企業に人材が流れる中で、優秀な人材を確保するには、
企業ごとの工夫が必要になりそうです。