今回は、神奈川県内で行われたロボット宅配の実験について、ご紹介します。
ロボットによる荷物配達は、将来的に実現するのでしょうか。
1. NTTドコモと都市再生機構がロボット宅配の実験を実施
株式会社NTTドコモと独立行政法人都市再生機構は、2021年10月27日、28日に、横浜市金沢区の金沢シーサイドタウン並木一丁目第二団地敷内にて、日用品を住民に届ける実験を実施しました。
待機場所から移動したロボットが、仮想スーパーから配送品を積み込み、自動走行により宅配するシステムです。
配送品は、顔認証やパスワード入力により受け取ります。
2. 楽天グループやパナソニックも実験を実施
この他にも、楽天グループと西友は横須賀市の公道で、パナソニックとアインホールディングス等は、藤沢サスティナブル・スマートタウンで実験を行っています。
それぞれの実験に参加した人からは、
「重い荷物を運んでくれるのは助かる」
などの前向きな感想を得たようです。
3. ロボット宅配の実現は遠くないかもしれない
利便性の向上が期待されるロボット宅配ですが、通行人との接触をどのように防止するかなど、安全面での課題があります。
法整備に関しても、議論されている現状です。
課題が解決されていけば、ロボットによる宅配が実現する未来は、そう遠くないかもしれません。