パート・アルバイトなどの短時間労働者については、さらに社会保険の加入対象が段階的に拡大されます。企業では、対象となる従業員の把握や、勤務時間・賃金額の確認がこれまでより重要になります。社会保険に加入すると、将来の年金額の増加や保障の充実といったメリットがある一方、本人にも保険料負担が生じます。そのため、手取り収入の減少を避けるために勤務時間を抑える「就業調整」が課題となっています。
保険料負担を軽減する「保険料調整制度」
短時間労働者の社会保険加入を後押しするため、「保険料調整制度」が設けられます。制度を利用すると、一定期間、事業主が対象従業員の保険料の一部を追加負担することで、本人の保険料負担を軽減できます。事業主が追加負担した額は、その後に納付する社会保険料から控除されるため、最終的な事業主負担が増えない仕組みです。
企業が今から確認しておきたいこと
短時間労働者が多い企業では、「誰が社会保険の加入対象になるのか」「加入後の手取り額はどう変わるのか」「保険料調整制度を利用できるのか」を早めに整理し、従業員への説明や必要な手続きに備えておましょう。