今回は自由な異動制度によって従業員のパフォーマンスを最大限に発揮することに取り組む、
WEBサービス会社「ガイアックス」の事例を紹介します。
部署異動が自由なカルチャーとフリースカウト制度
ガイアックスは、非常に自由度の高い異動の制度を取り入れています。
従業員は異動先の上長の了承を得られれば、自由に部署間の異動を行うことが可能だといいます。
この際に所属部署の上長から異動拒否や引き留めを受けることはありません。
このようにメンバー全員が満足いく働き方を選べるよう、枠にはまらない組織のあり方を実践しているのだといいます。
また、別の部署の上長がほかのメンバーを自由にスカウトできる「フリースカウト制度」も導入しています。
どちらの部署の事業にも興味がある場合は、働きたい事業部を2部署掛け持つことも可能です。
自由な異動制度を取り入れるメリット
ガイアックスのように自由度の高い異動を取り入れる1つ目のメリットは「従業員の最高のパフォーマンスを引き出せる」ことです。
本人が人生をかけて取り組みたいことと仕事が一致したときに、高いパフォーマンスが引き出されやすくなります。
また、離職を防止できるのも大きなメリットだといえます。
同じ社内であっても今の部署の雰囲気は合わないけど、ほかの部署にはフィットするという可能性があります。
自由に異動できることによって、わざわざ転職をしなくても問題が解決できることが増えるでしょう。
ガイアックスのような自由な異動制度は組織構造から改革が必要で、簡単に取り入れられる仕組みではありません。
しかし、新しい企業のあり方としてぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか。