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【介護離職】増え続ける理由をデータから解説

介護離職とは、家族が要介護状態となったことで、介護に専念するために仕事を辞めてしまうことを指します。

介護離職の実態

大和総研の報告」によると、介護離職の人数は2010年代に入ってから急増しています。

2007年に約5万人でしたが、2017年には約9万人とほぼ倍増しました。

 

近年は年間約9万~10万人が介護を理由に退職しています。

今後もますます増加していくことが懸念されています。

介護をしている労働者の年代

大和総研の報告」によると、介護をしている正規労働者の年代別割合は以下の通りです。

  • 30歳未満:6%
  • 30代:10%
  • 40代:24%
  • 50代:46%
  • 60代:13%
  • 70歳以上:1%

介護離職の理由

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査」によると介護を機に離職した理由として最も多い回答は、

約6割の方が回答した「仕事と介護の両立が難しい職場だったため」でした。

また、離職時に勤務を継続する意向を聞いたところ5割強の方が「続けたかった」と回答しています。(続けたくなかったと回答した方は約2割)

 

このように、多くの方が仕事を続けたい意思がありながらも、

続けられる職場環境ではなかったため辞めざるを得なかったと考えているようです。

介護で離職する人を増やさないためには、介護をしながらも安心して職場に居続けられる環境の整備が重要だと言えそうです。