人手不足を背景に、多くの企業がロボットの活用をすすめてきました。
一方、ロボットを導入できてない企業が多いのも事実です。
今回は、協働ロボットが注目される理由について解説します。
協働ロボットが注目される理由
ロボットを導入できない理由は「費用対効果が合わない」につきるといえます。
このような状況で期待されているのが協働ロボットです。
従来の産業ロボットは安全を確保するために安全柵で囲い、人と隔離した環境でのみ利用が可能です。
しかし、協働ロボットは人の隣で作業ができます。
移動できるため、日替わりで作業場所を変更させることも可能です。
1台導入するだけでも人の代わりとなり少ない投資でもロボットを活躍させることができます。
食品や薬品・化粧品工場でも注目されている
協働ロボットは従来の産業ロボットよりも小さくて安全性が高く、設置場所や稼働時間の制約を気にする必要がありません。
そのため、これまでロボットの導入が進んでいなかった「食品・薬品・化粧品」などの業界からも注目されています。
ロボットの普及によって「人の仕事を奪ってしまう」という懸念の声もあります。
しかし、実際にはそれぞれに得意な作業が異なるため共存が可能だといわれています。
協働ロボットには単純な作業を任せて、繊細な作業は人間が行うといった分担が可能なためです。
製造ラインの生産性向上のために、協働ロボットの導入を検討してみるのも良いかもしれません。