ネット銀行をメインバンクにする企業が増えているといいます。
東京商工リサーチの調査によると、ネット銀行9行をメインバンクとする企業数は
前年に較べて22%増えたことがわかっています。
楽天銀行とPayPay銀行が上位
1位は楽天銀行の1394社です。
楽天銀行の強みは、他行向け振込手数料の安さ。
3万円以上で229円と、400~800円前後の大手行より低く設定しています。
また、振込サービスは24時間365日利用できます。
2位は1268社が利用するPayPay銀行。
決済アプリ最大手PayPayと連携によって、飲食店を中心に法人顧客が増加傾向です。
ネット銀行の強みは融資の受けやすさにも
GMOあおぞらネット銀行で21年度に口座開設した6割超えが創業間もない企業だったといいます。
5月からクラウド会計「freee」と連携し、出入金データに基づく審査で100万円を上限に融資するサービスを始めたといいます。
住信SBIネット銀行でも決算書がいらない融資を行っています。
融資サービス「dayta」は、無担保で3000万円を上限に借りられるといいます。
ネット銀行は信用力では大手行に劣るなど、課題もありますが利便性の高さから
今後も利用する企業が増えていくかもしれません。