今回は「同一労働同一賃金」を目指す上で参考となる2社の事例を紹介します。
りそな銀行|同一の評価・賃金制度
りそな銀行は男性総合職中心の働き方からの脱却を目指し、人事制度改革に取り組んできた先端的な企業です。
短時間社員もフルタイムの社員と同一の評価制度を適用に基づいた基本給を支給しています。
この改革によって、女性の結婚・出産・育児を理由とする退職率が1%を下回る水準まで低下したといいます。
GCストーリー|勤務形態の柔軟化
施工・介護事業などを営む東京都江東区のGCストーリーは短時間勤務やテレワーク、副業・兼業など、
正社員の働き方そのものを柔軟化させることで、それぞれの従業員のニーズや希望に対応しています。
それぞれの働き方に共通して適用されるスキルと人間力の2つを軸とした評価・賃金制度が採用されています。
2社の例から学べることは?
りそな銀行とGCストーリーに共通するのは、従業員の働きがいに焦点を当てている点です。
働きがい(エンゲージメント)を高めていくための評価制度を取り入れ、
それを反映した賃金制度となっています。
2社のように同一労働同一賃金を成功させるには、性別や年齢、
雇用形態にかかわらず全社員が活躍できることを目標とするのが大切です。