今回は人材開発支援助成金のなかでも、2022年4月から追加された「人への投資促進コース」の助成金について解説します。
「人への投資促進コース」は、政府の経済政策「新しい資本主義」の重点投資分野である
人への投資の中心を担う制度として増設されています。
助成メニューは以下の5つです。
1.IT分野未経験
対象訓練名:情報技術分野(IT分野)認定実習併用職業訓練
IT分野未経験者を即戦力化するための訓練を実施する事業主への助成です。
経費の助成率は中小企業60%、大企業45%です。
2.デジタル/成長分野
対象訓練名:高度デジタル人材訓練/成長分野等人材訓練
高度デジタル人材を育成するための訓練や、大学院での高度な訓練を行う事業主への助成です。
経費の助成率は中小企業75%、大企業60%です。
3.サブスクリプション
対象訓練名:定額制訓練
サブスクリプション型の研修サービスによる訓練への助成です。
経費の助成率は中小企業45%、大企業30%です。
4.自発的能力開発
対象訓練名:自発的職能開発訓練
労働者が自発的に受講した訓練費用を負担する事業主への助成です。
経費の助成率は30%です。
5.教育訓練休暇
対象訓練名:長期教育訓練休暇制度/短時間勤務等制度
働きながら訓練を受講するための休暇制度や短時間勤務等制度を導入する事業主への助成です。
経費の助成額は20万円です。
自社のDX化に向けて社員にITのスキルを身に着けさせたいという事業主の方などは、ぜひ活用していただきたい助成金です。
今回紹介した人への投資促進コースを含めた人材開発支援助成金の詳しい内容に関するご相談は、弊社までお気軽にお問い合わせください。