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【企業の倒産増加】データや背景と今後の予測を紹介

今回は2022年上半期に企業倒産件数が増加に転じたことについて詳しく解説します。

 

東京商工リサーチによると、2022年1~6月の企業の倒産(負債額1000万円以上)件数は3060件で前年同期比0.5%増えました。

負債総額は1兆7088億1800万円で約2.8倍に拡大しました。

 

1~6月の上半期の倒産が増えたのは2年ぶりです。

また、22年4月以降の倒産は3カ月連続で同月を上回っています。

 

理由は?

業績が回復しないなかでコロナ関連の融資の返済猶予期限や利息支払いの据え置き期間を迎え、資金繰りに窮した企業が表面化してきたと考えられます。

 

コロナ禍が長引くにつれ、時代に合わなくなったビジネスモデルを脱せない中小企業の倒産が増えてきていることも大きいです。

 

後継者不足による倒産も多い

また、上半期の後継者難による倒産が初めて200件を超えています。

とくに技術の継承が後回しになっており、中小企業に眠る技術も倒産や廃業で失われてしまいます。

技術開発力など他社にない強みがあれば支援の対象になります。

 

今後の予測

下半期から2023年にかけて廃業の判断が増える可能性があります。

コロナ関連支援で業績が悪くても廃業の判断を先送りしていた経営者が多いためです。

 

また、事業継承を目的としたM&Aなどの動きも活発になりそうです。