今回は、ミドル層のスタートアップへの転職意欲に関する調査の結果を考察しました。
エン・ジャパンが30~50代のミドル世代908人にアンケート調査によると、全体の8割近くがスタートアップへの転職に前向きであることが分かりました。
年代別では次のとおりです。
- 50代:82%
- 40代:74%
- 30代:65%
このように、より高い年代ほどスタートアップへの転職に興味があることが分かります。
スタートアップへの興味は若い世代ほど高いと一般的には考えられているため、この結果は意外ではないでしょうか。
また、転職したい理由の1位から3位は以下の通りでした。
- 1位 先進性・革新性のある事業に携われる
- 2位 責任あるポジションに就きたい
- 3位 スキルや経験をいかしたい
スキルや経験を身に着けた、ミドル世代はさらなるキャリアアップへの意欲が高いことがうかがえます。
一方、年収など条件面は慎重な姿勢も目立ちます。
転職したいという回答者のうち、38%の人は年収が減る場合は転職したくないと回答しています。
年収の減少を受け入れる人の割合は25%にとどまりました。
今回のアンケート調査は、現在勤務する企業に求めることも反映されているのではないでしょうか。
ミドル世代は一定の賃金を求める一方、本心では今以上に仕事でチャレンジしたい気持ちを持っているといえそうです。