今回は、パワハラ対策を実施している企業の事例を紹介します。
自社で実施しようと思っていても、
具体的な取り組みに落とし込めていない企業もあるでしょう。
ぜひ、当記事の事例を参考にしてください。
【出典】
事例1:ルール作りと役員による現場指導
A社では、過去にハラスメントによるトラブルが発生した経験があります。
そこでまず、ハラスメントへの認識を深めるために、
就業規則への禁止規定の盛り込み、さらに研修による意識の向上を図りました。
また、役員が積極的に現場へ赴き、
不適切な言動を注意していることも特徴です。
事例2:アンケート調査で実態を把握
B社は、ハラスメントの有無と意識を把握するために、
従業員に対してアンケート調査を行いました。
匿名で自由記入欄を設け、後納郵便で提出。
労働組合の立ち合いの下、
投函地域を把握できないよう消印を削除する徹底ぶりです。
パワハラと思われる事例が想像以上に多く、
調査結果を元に体験型の研修を実施することで、改善を図っています。
事例3:相談できる仕組みの整備
C社では、悩みを相談できる仕組みを多面的に設けました。
具体的に、「トップへの悩み相談アンケート」を開始し、
相談事がある従業員には、トップ自ら連絡する体制を整えています。
また、これとは別に相談窓口を設置し、
相談担当者の携帯電話番号を全従業員に周知している点や、
外部の弁護士に相談できるよう整備している点も特徴です。