今回は、最近よく使われるようになってきた用語「戦略人事」について、
概要や企業へもたらす影響などを解説します。
戦略人事とは
戦略人事とは、企業が掲げる経営戦略を実現するために、
人事部門が企業経営を直接サポートすることです。
これまでは、人事部門が単なる管理役となっている傾向でしたが、
近年における市場競争の激化や少子高齢化の進行などを背景に、
経営に近い立場での活躍が求められるようになっています。
変化に対応したスムーズな人材活用が可能になる
戦略人事では、経営戦略を踏まえて人材マネジメントを行うため、
自社が置かれている状況に、柔軟に対応できるようになります。
また、採用や人材育成の方向性も定まり、
企業にとって最適な人材が集まりやすくなる点もメリットです。
そもそも経営戦略が明確でないと効果が薄い
戦略人事は、経営戦略が明確でなければ成り立ちません。
よくある失敗例として、
人事部門と経営層の距離を近づけただけで、
実際のアプローチにまで落とし込めていない場合があります。
ぜひ、自社で戦略人事を実行する際の参考にしてください。