今回は、離職率の計算方法について解説します。ぜひ、自社における労働環境の改善にお役立てください。
一般的な計算方法
離職率の計算方法は法律では定められておらず、企業ごとに決めて良いとされています。一般的な計算方法は、下記のとおりです。
離職率=算出期間における離職者数÷起算日時点での従業員数×100%
なお、算出期間内に入社した従業員は、計算に含めません。
実際に計算してみよう
上記の計算式に数値を入れて、実際に計算してみます。
【例】2022年1月1日時点の従業員100名、2022年1月31日までに5人が離職
離職率=5÷100×100=5%
小数点以下の数値が発生した場合、四捨五入や切り捨て、切り上げなどの取り扱いは、企業の裁量です。
離職率を算出して労働環境の改善に努めよう
離職率が高い場合、自社が、従業員にとって働きにくい環境となっている可能性があります。面談やアンケートを通して詳細を把握し、労働環境の改善に努めたほうが良いでしょう。
(参考:厚労省「令和2年雇用動向調査結果の概況」)
ぜひ、一度自社の離職率を計算してみてください。