今回は、IT人材への転換に向けた既存従業員の再教育について、ヤフーの事例を紹介します。ぜひ、自社での取り組みにお役立てください。
約8,000人の全社員を再教育
ヤフーでは、約8,000人の全社員を再教育し、AIを活用して業務を遂行できるようにする計画を実行しています。
「データサイエンティスト」「データアナリスト」「AIを実務で活用」の3種類に分けて、役割に応じたスキルの習得を促します。経理や人事など、バックオフィス系の社員も対象です。
新たなオンライン講座の開設も
半年ごとに評価が行われ、成績が良かった社員には、最大で100万円が支給されます。
統計解析やデータ運用のような、実践的なAIの活用を学習できる、新たなオンライン講座を開設するなど、学習環境も整えているようです。
社内でのIT人材育成を前向きに
DX(デジタルトランスフォーメーション)が推進されている近年、他社に後れをとらないためにも、IT人材の確保は重要です。
中小企業の場合、採用活動にかけるコストや労力が限られているため、特に社内での育成が効果的な場合があります。さまざまな企業の事例を参考にしながら、できることを始めてみてはいかがでしょうか。