今回は、2021年における倒産数の減少と、今後の懸念点について解説します。ぜひ、自社での取り組みにお役立てください。
2021年は倒産件数が22%減少
東京商工リサーチが2022年1月に公表した調査結果によると、2021年の企業倒産件数は、6,030件。前年と比べて、22%の減少でした。
一方で、企業が抱える負債総額は、高い状況が続いています。
倒産減少の背景には金融機関の融資や国の支援
倒産件数が減少している理由は、金融機関の融資や国の支援により、資金繰りをしているためです。
そのため、外的な支援がなければ、資金が不足する企業は増える可能性があります。
今後、倒産が増加する可能性がある
コロナ禍は想定外に長期化しており、金融機関や国の支援は、今後も利用できるとは限りません。そうすると、経営が厳しくなり、倒産に陥る企業も増えるでしょう。
2021年の倒産数が減少しているといっても、安心できない状況が続いています。