今回は、コロナによる離職者を採用して人手不足の企業に派遣するサービスや、在籍出向を支援するサービスについてご紹介します。コロナ禍で経営が圧迫され、従業員の削減を検討している企業は多いのではないでしょうか。ぜひ、本コラムの内容を雇用維持の参考としてください。
人材会社キャリアは離職者を採用して企業に派遣
人材派遣サービスを実施している株式会社キャリアでは、コロナによる影響を大きく受けている業種や就職先を探している学生を中心に、今後1年間で1,000人を採用予定です。約1か月間で研修を実施。その後、介護施設や病院などに派遣する流れです。
キャリアでは、在籍出向も支援します。在籍出向はもとの企業に在籍したまま他社に出向する制度。キャリアが間に入り、円滑な在籍出向をサポートします。
タリスマンでは在籍出向の仲介サービスを展開予定
人材紹介会社のタリスマンでは、7月を目安に、在籍出向の仲介サービスを開始予定です。オンライン上に在籍出向の対象となる人材のスキルや職種などを登録。そのままオンライン上で交渉するシステムです。年間50~100件の成約を目指してサービスを開始します。
中小企業の人員整理では「在籍出向」を検討しよう
コロナ禍で人員整理を図っている企業は、ぜひ本記事で紹介したサービスの利用を検討してみてください。特に在籍出向は、賃金を出向先と調整できるため、雇用維持が可能となります。
しかし、在籍出向自体が中小企業に浸透しておらず、検討されるケースが少ないのが現状です。従業員の雇用維持のためにも、在籍出向支援サービスを活用してみてください。