今回は、2022年春の採用計画について日本経済新聞社の調査をもとにした傾向をご紹介します。大卒や短大・専門学校、高卒ごとに前年比も紹介するため、皆さまにおける採用活動の参考にしてください。
大卒は4.4%増、短大・専門学校は6.6%増
日本経済新聞社の2022年春の新卒採用計画調査によると、前年春との実績見込み比は、以下のとおりです。
・大卒計:4.4%増
・短大、専門学校、高専卒計:6.6%増
・高卒計:1.2減
高卒の採用予定数は若干の減少傾向にあるものの、全体的に見ると採用に対して意欲的であることが分かります。
業種ごとの採用意欲の違いは?
業種ごとに見ると、特に採用に積極的な分野が、環境分野やデジタル分野です。たとえば、電機は10.8%増、自動車・部品は5.4%増など、多くの企業が採用人数を増やそうとしています。
一方で、鉄道・バスは29.1%減、アパレルを含んだ小売業は5.8%減と、業種によって差が大きいことが特徴です。
特に環境・デジタル分野の企業は積極的な採用を
コロナ禍で経済が停滞しているなか、企業の採用意欲は高い傾向です。そのため、2022年卒採用活動においては、コロナ禍でも積極的な動きを見せることが重要になります。特に、環境・デジタル分野は採用に積極的です。