今回は、在宅勤務におけるセキュリティーの重要性について、ソニーで起きた事件を例に紹介します。
ぜひ、自社での対策にお役立てください。
1. ソニー生命の従業員が不正送金
2021年11月29日、ソニー生命の従業員が、海外連結子会社の銀行口座から約170億円を外部口座に不正送金した疑いで、逮捕されています。
犯行に及んだ従業員は、在宅勤務中で監視体制が甘いことを逆手に、上司からの承認を偽造していたそうです。(掲載元:Yahooニュース)
2. 送金記録の確認により事件が発覚
不正送金は、他の従業員が送金記録を確認したところ、明らかに多額の記録があったことで発覚しました。
その後の調査では、170億円はビットコインに交換されたことが明らかになっており、現在、全額返還の手続きを進めているようです。
3. 在宅勤務の管理体制見直しを
在宅勤務では、本事例のように意図的な不正行為でなくとも、本人のミス等により、トラブルが発生する可能性もあります。
ぜひ、自社においても、在宅勤務の管理体制を見直してみてください。