今回は、中小企業の事業継承ビジネスが拡大している現状を解説します。
今後、後継者探しが必要となる可能性のある企業は、ぜひ参考にしてください。
オリックスも参入
金融サービス大手のオリックス株式会社は、11月から中小企業のM&A仲介に参入。
すでに約2,000社から相談が来ており、5年後にM&A成約件数80~100件を目指します。
M&A仲介の大手・日本M&Aセンターホールディングスは、2021年4~9月期の連結経常利益が117億円(前年同時期比21%増)と、同業界は大きく拡大中です。
後継者不足に悩む中小企業は増えると見込まれている
中小企業庁の見込みでは、70歳以上で後継者がいない中小企業は、2025年では全体の3分の1に及ぶと見込まれています。
少子高齢化の進行などを背景に、後継者不足に悩む中小企業は増加するでしょう。
事業継承の準備は早めに
事業継承をスムーズに進め、継承後も安定した経営を続けるためには、可能な限り早いうちから準備を進めておくことが重要です。
事業継承を予定している中小企業は、仲介サービスの利用等も検討しながら、早期に準備を開始してください。