今回は、パーソル総合研究所が実施した「企業のシニア人材マネジメントの実態調査」を参考に、シニア活用の課題について解説します。
ぜひ、自社での取り組みに活かしてください。
シニア人材の活用に課題を持っている企業は49.9%
パーソル総合研究所では、人事管理に関与している800名を対象に、シニア人材の活用における課題を調査しました。
調査の結果、シニア人材の活用がすでに課題となっている割合は49.9%。現在は課題になっていない企業でも、1年~5年後に課題になってくると考えている企業は25.9%であり、不安を抱いているケースは少なくありません。
具体的な課題は?
現在、すでに課題になっている内容としては、「シニア社員本人の働くモチベーションの低さ」が44.9%で最多。次いで、「パフォーマンスの低さ」が42.9%、「シニア社員に対する現場のマネジメントの困難さ」が41.4%です。
企業が持つシニア人材への悩みは、多岐にわたっています。
規模が小さい企業ほど対応が遅れている
同調査では、「シニア人材に対して施策を実施している割合」についても調査しており、従業員規模が小さい企業ほど、施策を実施していないことが分かっています。
人材不足が続くなか、企業にはシニア人材に活躍してもらうために、モチベーションアップや生産性向上などの取り組みが求められます。