今回は、シニア層の開業増加について紹介します。
企業に勤めているうちにすべきことも紹介するため、ぜひ自社におけるシニア支援の参考にしてください。
シニア層の開業は盛んになってきている
日本政策金融公庫総合研究所の新規開業実態調査によると、2020年度における開業者は、50歳代が19.7%、60歳代が6.6%です。50歳以上が全体の4分の1を占めています。
また、開業時の年齢は43.7歳であり、調査を開始した1991年以降で最も高くなっています。
シニアの開業をサポートする制度も
国や自治体を中心に、開業時の費用を補助する制度も設置されています。
代表例の1つが厚生労働省の「中途採用等支援助成金・生涯現役起業支援コース」です。同制度では、40歳以上の人が開業し、かつ中高年を雇用する際に費用の一部が助成されます。
企業に勤めているうちにすべきことは
インターネットを活用したビジネスも増えており、開業費用は年々低くなっています。一方で、スキルや人脈を過信して開業し、失敗するケースも珍しくありません。
シニアが開業に失敗しないためには、企業に勤めているうちに自分のスキルがどのくらい通用するのかを見極め、入念に計画を立てることが重要です。