今回は、人事担当者と管理職層が感じている組織課題について、リクルートマネジメントソリューションズの調査をもとにご紹介します。
ぜひ、自社における人事戦略の参考にしてください。
【出典】マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査2021年|リクルートマネジメントソリューションズ
次世代のリーダーが育っていないと考える企業が多数
リクルートマネジメントソリューションズでは管理職層150人と人事担当者150人を対象に、企業の組織課題について調査しています(2021年6月実施)。
調査の結果、両者ともに「次世代の経営を担う人材が育っていない」が回答率のトップ。新型コロナの流行で厳しい状況の中、次世代リーダーの必要性が高まっているとみています。
中間管理職層の負担軽減も課題に
2位はこちらも両者ともに「ミドルマネジメント層の負担が過重になっている」でした。
この1年は、テレワークの浸透をはじめとした働き方の変化が激しく、中間管理職への負担が大きくなったと推測されています。
管理職層と人事担当者間に認識ズレも
同調査では、“管理職の役割/管理職に期待していること”についても回答を得ています。
こちらも回答の傾向が大方一致している中、「新価値・イノベーションの創造」については、管理職層の回答率が30%だった一方、人事担当者は18%と、両者の認識にズレが生じています。
組織に変革を起こすためには、はじめに管理職と人事担当者の認識を擦り合わせ、サポート体制を確立することが重要となるかもしれません。