今回は、国立精神・神経医療研究センターによる、新型コロナウイルスワクチンの接種希望に関する調査をご紹介します。
ワクチン接種は個人の判断ではあるものの、業務の性質上、従業員に打ってほしいと考える企業は多いでしょう。ぜひ、自社における取り扱いの参考にしてください。
ワクチンを「打ちたくない」と考える人は1割
国立精神・神経医療研究センターの調査によると、新型コロナウイルスのワクチンを「接種したくない」と考える人は、全体の11.3%でした。
その他、「接種したい」は35.6%。「様子を見てから接種したい」は52.8%と、接種に前向きな人が多いことが分かります。接種したくない人は、特に若い女性に多い傾向です。
「打ちたくない」と考える人の理由は
同調査では、「打ちたくない」と考える人の理由についても回答を得ています。結果は、「副反応が心配」が最多で73.9%。
次いで、「効果があると思わない(19.4%)」「打ちに行く時間がない(8.8%)」と続いています。
企業としても正しい情報を伝えることが重要
ワクチン接種については、副反応や効果についてさまざまな情報が飛び交っています。中には根拠がない情報も多く、国立精神・神経センターでも、不適切な情報はワクチンの信頼性を損なうと述べています。
従業員にワクチンを接種する・しないについて正確に判断してもらうためには、企業としても正しい情報を伝えることが重要です。