今回は「面接官に対して」のAI活用法をご紹介します。面接でAIが面接官の方を評価することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
就活生がリラックスでき、面接の質が向上
株式会社ZENKIGENは、大企業にオンライン面接サービスを提供しています。今回実施した機能は、AIが面接官を判定する機能です。
具体的には、面接官の表情や発話量、抑揚などの300項目から応募者が面接官に抱く印象を分析します。これにより、応募者に対し意図せぬ不快感を与えることを防ぎ、面接の質を向上させることが可能です。
面接内で応募者の良さが引き出され、優秀な人材を獲得できる可能性も高まります。
面接官の態度は志望動機に大きな影響を与える
パーソナルキャリアが実施した会社員298名に対する調査では、9割が、面接官の印象に志望動機が左右されると回答しています。
AIは応募者側への活用が注目されがちですが、面接官側への活用も重要であることが分かります。また、面接は担当者によって対応や判断にバラつきがあるため、客観的に分析できるAIの活用は、面接に一貫性を持たせる上でも重要です。
自社における面接の在り方を見直そう
面接にあたっては、自社側の対応を見通すことも重要です。面接で良い印象を与えられれば、仮にその応募者が不採用になったとしても周囲に悪い評判を流すことはないでしょう。
逆に、悪い印象を与えてしまえば、その話があっという間に広まってしまう可能性もあります。
面接時における面接官の対応は幅広い方面に影響を及ぼすものです。ぜひ、皆さまの企業においても面接時の対応方法や印象の与え方について見直してみてください。