今回は株式会社SHIFTの事例からリファラル採用についてご紹介します。
リファラル採用とは、既存社員から人材を紹介してもらう採用方法のこと。優秀な人材を獲得できる可能性が高いことから注目を集めています。
SHIFTでは、中小企業の採用活動にも活かせるリファラル採用を実施しています。具体的に見ていきましょう。
紹介社員と新入社員に最大300万円
ソフトウェアの品質保証などを専門とする株式会社SHIFTでは、紹介した社員と紹介によって入社する社員に、それぞれ最大300万円を支給する、リファラル採用を導入しています。
具体的には、年収1,000万円以上相当の人材を採用した場合に、最大300万円を支給。1,000万円以下でも、段階的に設定した条件に応じた額を支給しています。
リファラル採用の内定率は25%
これまで200人の応募があったうち、内定者は50人。同社における通常の採用活動での内定率は8%であるため、リファラル採用では、企業に最適な人材を獲得しやすいと分かります。
また、会社が募集している職種をすぐに確認できるシステムの導入や、リファラル採用に成功した社員のインタビューを社内に発信するなど、従業員がリファラル採用に取り組みやすくする工夫も実施しています。
企業独自のリファラル採用で優秀な人材を確保しよう
リファラル採用は、既存の従業員の紹介により採用することから、通常よりも人材が定着しやすいメリットがあります。そのため、人材確保のためには、株式会社SHIFTのように、特定の報酬などを設けたリファラル採用の実施が効果的です。
ただし、リファラル採用には、紹介した社員が組織に馴染めないことや、望む人材ではないことに対する不安もあるでしょう。