今回は、武蔵野フーズが工場を新設した経緯を見ていきます。
武蔵野フーズが3つ目の工場を新設
武蔵野フーズは、主にコンビニ向けのパンや弁当などを生産する会社です。先日、武蔵野フーズが、埼玉県嵐山町にグループ3つ目となる工場を新設しました。費やした金額は、約100億円です。新たな工場では、人材確保に向けた労働環境の工夫がなされており、注目を集めています。
週末の休日取得や女性が働きやすい職場環境が実現
人材確保に向けた取り組みを、具体的に見ていきましょう。これまでの工場は2交代制で常時稼働させていたため、従業員は週末に休むことが難しい現状でした。一般的な工場の多くは、同様の現状でしょう。
新たな工場では、冷凍パン用の急速冷凍設備が導入されています。これにより、貯蔵と計画的な生産が可能となり、週末でも休みやすくなりました。また、リフト導入などの機械化を進めることで、生産性の工場にも成功しています。同時に、女性に難しい力仕事が減ることで、働きやすい職場環境も実現しました。
長期的な視点で設備導入が有効な場合も!
武蔵野フーズは、数千人の従業員を抱える大企業です。そのため、同じ予算規模で考えることはできないでしょう。しかし、「新たな設備の導入による、働き方の改善」、「工程の機械化による生産性向上」など、取り組みの内容自体は、皆さまの企業でも活かせるのではないでしょうか。
新たな設備の導入には費用がかかりますが、長期的に見ると費用対効果が大きい場合もあります。企業の実情や予算も踏まえながら、新たな設備の導入も視野に入れてみてはいかがでしょうか。