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【職場で増える転倒事故(後編)】安全対策の実践ポイント

前回は職場で増えている「転倒災害」の現状について取り上げました。今回はその後編として、実際に取り組むべき予防策についてご紹介します。

職場環境の見直しによる転倒対策

転倒災害は「防げる災害」です。まずは基本的な安全対策から着実に実施することが大切です。

  • 通路の整理整頓
  • 適切な照明の確保
  • 滑りやすい床の改善

さらに、4S活動(整理・整頓・清掃・清潔)や危険予知(KY)活動を取り入れることで、危険の「見える化」を進め、従業員全員が危険箇所を意識できる環境を整えましょう。

身体機能維持への日常的な取組み

厚生労働省は年齢を問わず筋力トレーニングやストレッチを推奨しています。職場でもできる取り組みの一例は次のとおりです。

  • 朝礼や業務の合間に体操や柔軟運動を取り入れる
  • 階段を積極的に利用する

また、定期健康診断で視力やバランス機能を確認し、変化があれば早めに対応することも重要です。特に40歳を過ぎたら早めの対策を心がけることが、安全確保だけでなく健康維持や生産性の向上にもつながります。

制度動向にも注目

職場の安全対策と併せて、労災関連の制度動向も確認しておく必要があります。現在、厚生労働省では「労働者以外の就業者に労災保険を強制適用する場合の保険料負担」についても議論が進められています。今後の制度改正の行方に注目していきたいところです。

まとめ

転倒災害の防止には「職場環境の改善」と「従業員一人ひとりの身体機能維持」の両輪が欠かせません。さらに制度の変化を把握しながら、企業としての安全管理体制を強化することが、これからの時代に求められる取り組みです。


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