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【5年で打切り は本当?】遺族年金見直しの影響とその真相

最近、遺族年金の見直しをめぐって、SNS等で「5年で打切り」や「大幅カット」といった投稿が拡散されていることをご存知でしょうか?
これらの投稿には誤解も含まれていますので、本日はその説明をしていきましょう。
今回の見直しで原則5年の有期給付となるのは、18歳を迎えた年度末までの子どもがいない、かつ2028年度末時点で40歳未満の女性です。すでに受給している方や、60歳以降に受給権が発生する方、また40歳以上の女性は影響を受けません。

有期給付の内容と例外措置

60歳未満で配偶者と死別した場合、原則5年の有期給付となりますが、支給額は現行制度の約1.3倍に増額する予定です。また、「中高齢寡婦加算」の対象者には、別途加算措置が設けられます。さらに、障害年金を受給している方や、単身で収入が月額約10万円以下の方については、有期ではなく継続的な給付が行われます。こうした方には、増額された年金が支給され、収入に応じて年金額が調整される仕組みです。

男女差の是正も実現へ

現行制度では、女性には30歳以上での死別に対して無期給付がある一方、男性は55歳以上で死別した場合のみ60歳から受給可能とされています。今回の見直しではこの不均衡が是正され、男女ともに同条件で遺族年金を受けられる制度に統一されます。

まとめ

今回の見直しは、ただ単に「給付期間の短縮」を目的としたものではなく、遺族年金制度を時代に合わせて再設計し、より公平で実効的な支援体制とすることを目的としています。不正確な情報に惑わされず、制度の趣旨や対象範囲を正しく理解し、将来への備えとして役立てましょう。


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