今回は労働契約書に記載すべき内容と変更時の手続きについて
ご紹介いたします。
労働契約書には、雇用主と労働者の権利と義務を明確にするために、
以下のような内容を記載することが必要です。
- 雇用期間(有期雇用の場合)
- 就業場所
- 業務内容
- 始業・終業時刻、休憩時間、休日
- 賃金の額、支払い方法、支払い時期
- 賞与や退職金の有無や基準
- 退職に関する事項(退職届の提出期限、解雇の事由や手続きなど)
労働契約書の内容は、雇用主と労働者の合意によって変更できますが、
変更する場合は以下の点に注意する必要があります。
- 労働者に不利益なものでないこと
- 労働者に十分な説明を行い、同意を得ること
- 書面で明示し、双方で署名捺印すること
- 労働基準法やその他の法令に違反しないこと
- 就業規則や労働協約と矛盾しないこと
変更する内容によっては労働者からの反抗や
トラブルの原因になる可能もあります。
トラブルにならないよう、
- 必要性を労働者に説明し、理解を得ること
- 労働者にとって不利益な場合は、補償や優遇などの措置を検討すること
- 法令や就業規則に適合しているか確認すること
などの対応も必要になるので注意しましょう。
また、変更手続きや変更の際のトラブル防止については
専門家に相談することも可能です。
社内の環境に合わせて適切に対処していくようにしましょう。