人事異動は会社主導で行われることが多く、若手社員にとっては負担となることも少なくありません。
そこで今回は、ユニークな人事異動制度を取り入れている半導体製造装置メーカーのディスコの事例を紹介します。
アプリケーション大学
ディスコの新卒総合職は原則全員が「アプリケーション大学」と呼ばれる育成部門に仮配属されます。
アプリケーション大学では、ディスコの事業の核といえるアプリケーション技術を学びます。
さらにディスコのさまざまな部署の実務を手伝いながら、やりたい仕事に必要なスキルを学び、希望部署とのつながりを築いていきます。
卒業までの道のり
アプリケーション大学の卒業は、定められた卒業要件を満たし「卒業宣言」を出すことで、部署からの配属オファーの対象となる仕組みです。
部署からのオファーに合意することで、正式に配属されます。
生徒会やサークル活動
アプリケーション大学には、成長できる環境があります。
たとえば「生徒会」は、アプリケーション大学の就業環境や組織運営の質向上を目指す組織です。
入社1年目の社員であっても組織運営を学ぶことができます。
また、有志でさまざまなサークルも結成されています。
プログラミングサークルでは未経験者を交えた勉強会や他部署が実務で使用するシステムの開発などを行うといいます。
ぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか。