人事異動は会社主導で行われることが多く、若手社員にとっては負担となることも少なくありません。
終身雇用制度のゆらぎや人材確保の重要性が増していることを背景に、若手社員の異動希望を重視する企業が増えてきています。
今回はユニークな人事異動制度を取り入れているサイバーエージェントの事例を紹介します。
キャリチャレ
サイバーエージェントは「キャリチャレ」という独自の社内異動公募制度を取り入れています。
「キャリチャレ」は現部署で1年以上経つと、挑戦したい他部署またはグループ会社への異動にチャレンジできる社内異動公募制度です。
半年に一度「キャリチャレ」の期間を設けており、そのタイミングで異動を検討している社員から応募を募っています。
自ら手を挙げることができる
キャリチャレの1番の特徴は本人が手を挙げて宣言できることです。
サイバーエージェントでは定期異動は行っておらず、自らチャレンジしたいことを伝える場として「キャリチャレ」を利用しています。
フローと実績
サイバーエージェントの「キャリチャレ」は以下のフローで実施されています。
応募→キャリアエージェント面談→役員会議→希望先との面談で最終決議→決定
また、応募をした社員の約7割の異動が実現しているといいます。
人事異動制度の参考にされてみてはいかがでしょうか。