裁量労働制の対象となる職種が増えてきています。
裁量労働制とは事前に労使間で一定期間に働いたとみなす時間を決め、
実際の労働時間配分と業務の進め方は個人に任せる雇用管理制度です。
この裁量労働制を導入するメリットを解説します。
人件費を管理しやすくなる
裁量労働制を導入することで、労務管理の負担が軽減できます。
裁量労働制はみなし労働時間によって人件費を管理するため、裁量労働・休日出勤を除き時間外手当が発生しません。
そのため、労務管理の手間が軽減できます。
また、人件費の予測が立てやすくなることも大きなメリットだといえます。
優秀な人材を確保しやすい
高い専門性を持つ優秀な人材は、効率の良い働き方を望む傾向にあります。
裁量労働制であれば、自由度の高い働き方を実現できます。
そのため裁量労働制を導入することで求人への応募が集まりやすくなり、人手不足の解消につながるでしょう。
従業員にとってもメリットは大きい
また、裁量労働制で働く従業員は、自分のペースで働くことができるようになります。
業務の時間配分やペースをコントロールできるため、仕事以外の生活に合わせることができる柔軟な働き方を実現できます。
ワークライフバランスを重視する従業員にとっては、大きなメリットだと言えるでしょう。
企業にとっても従業員にとってもメリットを得られる裁量労働制。
職種は限られますが、導入を検討してみてもよいかもしれません。