定年まで一つの企業に勤め続けるという「終身雇用」の概念が崩れつつあることで、
自分のキャリアに自ら責任を持つ「キャリア自律」という考えの人が増えてきました。
キャリア自律とは、キャリア形成を企業任せにせずに自ら主体的に決めていく考え方です。
求められるニーズや自己実現の目標に合わせて、自らスキルアップや成長のための行動をします。
キャリア自律の考えを持つ人材は、自らが掲げた目標に向かって働くことができるため、
仕事に対するモチベーションが高い傾向です。
キャリア自律が企業にも重要な理由
キャリア自律は労働者だけでなく、企業側からも注目されています。
モチベーションの高い従業員は労働生産性が向上するだけでなく、ほかの従業員にも好影響を与えるなど、
組織にとってもメリットが大きいためです。
キャリア自律にとりくむ従業員は、体得したいスキルへの目標を持って仕事します。
自ら考え、前向きな気持ちで働く人が増加することで組織が活性化するでしょう。
目の前の仕事に対して「言われたからこなす」という考えではなく、スキルアップのために意味を見出すようになります。
どうしたら効率化できるかといった視点を持ち、改善点を主体的に探すようになるため労働生産性の向上が期待できるでしょう。
企業にとってもメリットの大きいキャリア自律。ぜひ社内でも支援してみてはいかがでしょうか。