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【健康保険組合とは】基本情報や加入者の状況と中小企業のケースを解説

今回は、健康保険組合について、基本的な組織の情報について詳しく解説します。

 

基本情報

 

健康保険組合とは、公的医療保険を運営するために特別に作られた法人を指します。

従業員と勤務先が毎月支払う健康保険料をもとに、医療費の支払いなどの保険給付、

健康診断などの保健事業を担っています。

 

主に大企業の従業員と家族ら約2900万人が加入しています。

保険料は労使折半ですが、会社側が多く拠出している場合も見られます。

 

加入者の状況は?

 

健康保険組合は1990年代初頭には1800を超えていましたが、解散や合併が続き直近では1400を割っています。

加入者数は、近年ほぼ横ばいです。

 

中小企業の場合は?

 

自前の健康保険組合を持っていない中小企業の従業員や家族は、全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入します。

また、健康保険組合が財政難などで解散した場合には、加入者は協会けんぽに移ります。

 

健康保険組合と協会けんぽに加え、公務員が入る共済組合を被用者保険と呼びます。

 

自営業者や非正規労働者らが加入する国民健康保険、後期高齢者医療制度と合わせて国民皆保険を形作っています。

 

まとめ

 

健康保険組合は、医療のセーフティーネットとして最も重要な仕組みの一つですが、人口の高齢化に伴い医療費が膨らんでいます。

給付と負担の見直しが共通の課題になっているといえます。