ここ1年間、急速に国内企業が「パーパス」を再定義していることをご存知でしょうか。
パーパスとは?
パーパスとは「企業の存在意義」を意味します。
企業は、自社がなぜ社会に存在するかを表明するためにパーパスを策定します。
たとえば、江崎グリコは今年の3月にパーパスとして「すこやかな毎日、ゆたかな人生」を発表しました。
大阪名物戎橋の看板に書かれるキャッチコピーも、6月からパーパスの文言が反映されています。
ミッション・ビジョンとはなにが違う?
パーパスと似た概念にミッションとビジョンがあります。
これらとの違いを明確にしておくと、さらにパーパスの理解が深まるはずです。
まず、パーパスは5W1Hでいうところの「Why(なぜ)」に当たる概念です。
「なぜ存在するのか」の答えにあたるのがパーパスです。
一方、ミッションは「What(何をするか)」に当たります。
企業が果たすべき使命を意味し、パーパスを実現するための行動指針だといえます。
また、ビジョンは「Where(どこを目指すか)」に当たる理念です。
パーパスを実践していく中で、自社が目指す最高の姿を表すのがビジョンです。
ちなみに、江崎グリコではありたい会社の姿(ビジョン)について、
「⼈々の良質なくらしのため、 高品質な素材を創意工夫することにより、『おいしさと健康』を価値として提供し続けます。」
としています。
近ごろ注目されているパーパスをぜひ策定してみてはいかがでしょうか。