転職ネイティブ世代とは、就職活動時から転職を意識する新しい世代のことを指します。
1990年代半ば以降に生まれた「Z世代」ともおおむね一致します。
転職意識の高い若者が増えている要因の一つは、終身雇用制度の崩壊です。
2019年ごろから大企業の終身雇用の継続は難しいという考えが広がり、新社会人の転職への意識が一気に高まりました。
転職ネイティブ世代の考え方とは?
転職ネイティブ世代は入社をゴールとせず、スキルを身に着けた上で転職するキャリアを描きます。
以下の3つが基本的な考え方だといえます。
- 1社で昇進・昇格を目指すことは考えていない
- 収入よりやりがいやスキルが重要
- 転職への不安はない
採用面接のコツ
こうした転職ネイティブ世代は、採用面接へののぞみ方もこれまでと異なります。
これまでは、企業が人材を選ぶという考えが一般的でした。
しかし、応募者と採用者は対等な関係に変化してきています。
そのため「なぜうちの会社を受けたの?」とすぐに質問するのは避けましょう。
会社が選んでいる、という印象を与えてしまうためです。
転職ネイティブ世代を獲得するには、面接時の次の3つがポイントです。
- 面接官も評価されていると意識する
- 競合他社との違いを説明する
- 面接官を複数にせず1対1の面接を行う
じっくりと自社の魅力を伝えることが、転職ネイティブ世代に選ばれる会社になるコツだといえます。