今回は、週休3日制の3つのパターンについて、
概要や特徴を解説します。
ぜひ、自社での取り組みにお役立てください。
休日を1日増やして給与を減らす
1つ目は、休日を1日増やして、
労働時間が減少する分の給与を減らすパターンです。
このパターンでは、「収入が減るなら利用しない」という考えから、
社内への浸透につながらないケースがあることが懸念点です。
休日を1日増やして給与は変えない
2つ目は、現行の労働時間のまま、休日を1日増やすパターン。
従業員にとってはメリットが大きいパターンですが、
容易に運用すると、企業への負担が大きくなります。
週4日の出勤日で生産性を最大限に高める工夫や、
週休3日制の目的を明確にすることが必要です。
労働時間も増やしたうえで、休日を1日増やす
3つ目は、休日を1日増やしたうえで出勤日の労働時間を増やすことで、
1週間あたりの総労働時間を変えない方法です。
出勤日の労働時間が過度に長くならないよう、注意する必要があります。
いずれのパターンにおいても共通しているのは、
週休3日制が取りやすく、かつ取得しても各業務が停滞しないよう、
環境整備が大切だということです。
効果的に導入できれば、企業と従業員の双方にとって好影響を生むでしょう。