今回は、日本経済新聞社の調査を元に、
新卒入社における女性の就職意識について紹介します。
ぜひ、自社での取り組みにお役立てください。
女性活躍が見込めずに辞退したのは5人に1人
日本経済新聞社では、3月1日~7日に、
今年の春から働く、就活経験のある女性学生1,007人を対象に、意識調査を実施。
21.1%が、女性活躍が見込めないことで辞退した経験があると分かっています。
女性活躍が見込めない理由としては、
「産後働き続けている女性が少ない」が40.1%、
「希望部署に女性が少ない」が36.8%、
さらには「社員の話を直接・間接的に聞いて感じた」が33.5%。
表面的な情報ではなく、企業の実態を見て判断していることが分かります。
企業研究では労働実態を重視
企業研究の際に重視する項目としては、
「残業や休日出勤の取得率」や
「有給休暇の取得率」と回答した人が多い結果です。
その他、「子育てとの両立支援制度」や
「多様な働き方」などの回答率も高い傾向にあります。
10年以内の退職見込みが約7割
日本経済新聞社の調査では、勤続期間の見込みについても聞いており、
新卒入社で定年まで働き続ける予定は、わずか11.5%。
10年以内に退職する見込みの人が、68.9%と、約7割に上りました。
その理由は、転職や起業などキャリア形成に関する内容が48.7%、
結婚が20.3%、出産・育児が22.7%です。
女性のキャリア観が変化している中、
企業にも、多様なキャリア形成をサポートする姿勢が望まれます。