今回は、日本の平均寿命について、2020年の結果をご紹介します。
世界を代表する長寿国として有名な日本。最新の結果はどのようになっているのでしょうか。
【出典】令和2年簡易生命表|厚生労働省
男性は81.64歳、女性は87.74歳と過去最高
厚生労働省が2021年7月30日に発表した簡易生命表によると、2020年における日本人の平均寿命は、男性が81.64歳、女性が87.74歳と過去最高を記録しました。
男性は9年連続、女性は8年連続で過去最高を更新したことになります。
そもそも平均寿命とは?各国のランキングも
平均寿命とは、現時点での死亡率が続くと仮定したうえで、0歳の子どもが何歳まで生きられるかを予測したものです。
平均寿命を世界各国で比べると、女性は第1位、男性も2位と高順位。女性は2位が韓国、3位シンガポールと続き、男性は1位スイス、3位が女性と同じくシンガポールです。
なお、2020年分より調査対象から、「地域」が除かれたことで、これまで1位だった香港が対象外となっています。
平均寿命は社会保障や経済政策と密接にかかわる
平均寿命の結果は、社会保障や経済政策の内容にも影響を与えます。
医療技術が進み、「人生100年時代」ともいわれる近年。平均寿命はさらに伸びる可能性があります。
ぜひ、「経済への影響」の観点からも、平均寿命に着目してみてください。