今回は、2021年度に行われる介護保険料の見直しについてご紹介します。介護保険の基礎知識も解説するため、制度内容をおさらいしたい人もぜひ参考にしてください。
2021年度は保険料が上がる可能性がある
介護保険料は、原則3年ごとに見直しが行われます。2021年度は見直しが予定されている年です。
介護保険料は、少子高齢化を背景にこれまで上昇を続けてきました。介護保険制度が始まった当時と比べると、約2倍となっています。
少子高齢化がさらに進行し、介護サービスを利用する人が増えている現状から、今年度も保険料が上がる可能性があります。
そもそも介護保険とは?
介護保険とは、自分が介護を受ける際の負担が軽くなるよう、40歳以降に納付義務が発生する公的な保険制度です。会社員や公務員であれば、毎月の給与から天引きして支払われています。
要介護者を社会全体で支えることを目的に、2000年4月から実施されました。
受けられる介護サービスは多岐にわたり、在宅介護や施設介護など、症状の程度やニーズに応じた利用が可能です。
(参考:厚労省HP)
今後の動向に注目して正確に対応しよう
介護保険料の変更有無や具体的な保険料については、今後国から公表されます。
保険料が変更された場合、企業としては対象従業員への周知や給与計算への反映などの対応が必要です。
仮に情報を確認していなかった場合、上記の対応が漏れ、トラブルが発生する可能性があります。今後の動向に注目し、正しい対応をとることが重要です。