今回は「リモート副業」についてです。オンラインツールが社会に浸透する中、リモートワークで地方企業をサポートする「リモート副業」が増えています。事例や企業での活かし方などを見ていきましょう。
(参考:NHK高知NEWS WEB)
リモート副業の事例を2つご紹介
事例1
首都圏の外資系消費財メーカーに勤めるMさん(女性)は、本業が在宅勤務になったために、もともと通勤時間だった分を充て、地元金沢の老舗和菓子店で副業をしています。これまでの経験を活かした電子取引の整備が主な業務内容です。
事例2
都内の大企業で市場調査・顧客分析などを行うTさん(女性)は、地元宮城の副業人材募集に応募。地元銘菓を生み出すプロジェクトの企画から広報までリモートで参加しています。
スキル向上につながる一方でいくつかの課題も
リモート副業は、従業員本人のスキルアップになる点や、これまでの経験を活かして副業先の企業を手助けできる点にメリットがあります。最終的には、地方を活性化させる効果も期待できるでしょう。
ただし、直接企業と関われないことや現地の様子を確認できないことで地方への理解を深めづらい点が課題です。いかにオンラインでコミュニケーションを深められるかが重要となります。
リモート副業を周知して従業員のスキルアップを
皆さまの企業においても、テレワークの導入やコロナの影響などにより従業員が副業を探しているケースがあるでしょう。そのような場合は、リモート副業を勧めてはいかがでしょうか。
リモート副業は従業員にとってのスキルアップになるため企業にとってもメリットが大きいと言えます。
また、リモート副業を紹介する場合はぜひ本記事で取り上げた課題も伝えてください。リモート副業の生産性が向上し、地方にとっても良い影響が生まれるでしょう。