今回は、ホテル清掃の事例から、業務におけるAIの活用法についてご紹介します。
AIを業務に活用したいと思っていても、具体的なイメージが湧かない方は多いのではないでしょうか。ぜひ、自社におけるAI活用の参考としてください。
AIで人材配置を効率化
ビル管理を行っている北陸千代田株式会社は、2020年に清掃業務を効率化するシステムを導入しました。同システムでは、清掃スタッフを、速さ・正確さを基準にした4パターンに評価。ホテルの予約状況とスタッフの出勤日を比較しながら、適正な人材配置が可能となっています。
人員に余裕がある場合は、忙しいホテルの応援に回すなどの調整も可能となり、効率的な人材配置で、ホテルのコスト削減に繋がっているようです。
クラウド上で情報を共有するシステムも
北菱電興の子会社・ホクリョーリードでは、ホテルの清掃指示書や点検などの情報をクラウド上で共有できるシステム「クレナビ」を開発しました。
紙でのやりとりが無くなることで、業務効率化やコスト削減が期待できます。開発元では、管理業務全体の時間を半減できる見込みです。
AIの活用で生産性向上とコスト削減を
今回の事例で紹介したように、AIの活用は生産性向上やコスト削減に繋がります。そのため、組織全体で生産性が下がっていると感じている場合などは、AIの導入がおすすめです。
特に、単純作業をAIに任せることで、ミスの減少や、従業員がコア業務に時間を割けるようになるメリットもあります。
ぜひ、組織の課題を整理したうえで、AIの導入を検討してみてください。