今回は、組織のダイバーシティを強化する取り組みについて、オリンパスの事例をご紹介します。
オリンパスでは、人事制度の見直しや働き方改革を実施しており、グローバルに活躍できる組織作りを進めています。
女性活躍を推進する多くの取り組みを実施
オリンパスが特に力を入れている取り組みの1つが、女性活躍の推進。
女性管理職や、女性管理職を目指す人向けの研修を実施しており、2024年度までに2019年度比で女性管理職を倍増させる計画です。
ほかにも、不妊治療や病気でもキャリアを中断しなくて良いよう、独自の有給休暇を導入しています。育児と介護の両立を支援するワークショップも、代表的な取り組みです。
LGBTに関する取り組みも
セミナーによる社内の理解促進や、相談窓口の設置など、LGBTに関する取り組みも実施しています。
2021年4月からは、企業が認める範囲で就業場所を自由に選べるようにするなど、働き方の自由化にも積極的です。
中小企業こそ多様な人材の受け入れが重要
ダイバーシティは、コストや人員に余裕があり、グローバルな競争力が必要な大企業だけの問題と考えられているケースがありますが、そうではありません。
労働力不足が顕著になっている近年、中小企業こそ、多様な人材を受け入れなければ成長は止まってしまいます。
他社の取り組みを参考にしながら、ダイバーシティを少しずつでも進めることが重要です。