今回は、カスタマーハラスメント(以下、カスハラ)の原因と対策をご紹介します。
カスハラとは、顧客からの嫌がらせのことを指し、その内容や程度はさまざまです。最近カスハラが増えている原因は、どこにあるのでしょうか。
コロナ禍でのストレス増加が影響か
インターネットの普及や、孤独を感じる中高年層の増加などを背景に、以前からカスハラは注目されていました。
カスハラの増加に拍車をかけたのが、新型コロナウイルスの流行です。コロナ禍で不安やストレスが一気に増幅したことが、カスハラにつながっています。
代表的な対策はマニュアル作成や窓口の設置
カスハラへの対策としては、対応マニュアルの作成や、専門窓口の設置などが挙げられます。大企業を中心に、専門部署を設けるケースもあります。
厚労省でも、カスハラ対策の指針をまとめることを明確にしており、社会的に対策が検討されている状況です。(参考:厚生労働省HP)
カスハラに対応できないと企業には多くの悪影響が
カスハラは、従業員のモチベーションを低下させ、ひどい場合は心身の不調につながる可能性もあります。
また、サービスの質を落とすケースもあり、企業にとってはマイナスの影響ばかりです。
各企業においては、なるべく早急な対応が求められます。