今回は、「リモートハラスメント(リモハラ)」についてご紹介します。
今や当たり前になっているリモートワーク。しかし、これまでの労働環境と変わったことで、リモハラに悩む人は少なくありません。
そもそもリモハラとは
リモハラとは、リモートワーク下で起きるハラスメントであり、仕事とプライベートの境界戦が曖昧になることで発生するケースもあります。
たとえば、メールやチャットでの文面が冷たい、または圧迫したりするケースが一例です。
ほかにも、子どもの姿が映ることに文句を言ったり、必要以上にカメラをオンにするよう迫ったりするなどの事例もあります。
リモハラを防ぐためには
企業には安全配慮義務があるため、従業員がリモハラで体調を崩さないよう、労働環境を整備しなければなりません。
リモハラ対策の例は下記のとおりです。
・メールやチャットの文面をいつも以上に柔らかくする
・指示を出す際は理由を明確にする
・Web会議中の子どもの泣き声や物音を許容する
・画面に写るプライベートな物事に口を挟まないようにする
など
コロナ禍でストレス耐性が弱くなっているケースも
コロナ禍における生活様式の変化や外出自粛などを背景に、これまでになかったストレスを感じる人は増えていると見込まれます。今までよりストレス耐性が弱くなっている人も多いでしょう。
ただでさえストレスを感じやすくなっている中、事業主としては、快適に働いてもらうための環境整備が一層重要になっています。(参考:厚労省「職場におけるハラスメントの防止のために」)