今回は、厚生労働省が検討している、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について解説します。
早ければ、2022年から開始される可能性がある3回目接種。詳細を見ていきましょう。
厚労省が2億回分のワクチン追加供給を契約
厚労省は、7月に米モデルナと武田薬品工業から、5,000万回分のワクチン追加供給を受ける契約を結びました。早ければ、2022年初めに供給されます。
9月には、米バイオ製薬ノババックスのワクチン1億5,000万回分の供給にめどが立っており、合計で2億回分を確保。3回目を接種するための使用を検討しています。
イスラエルでは3回目のワクチン接種を開始
イスラエルでは8月に入り、2回目のワクチン接種を終えた60歳以上を対象とし、3回目の接種を開始しました。
イギリスでは3回目接種の効果を調べる実験を開始し、米ファイザーと独ビオンテックは3回目接種の手続きを進めています。各国でも、3回目接種の動きが進んでいる状況です。
3回目接種に向けて課題も。今後の動向に注目しよう
3回目のワクチン接種は、「1回目、2回目と違うメーカーでも良いのか」「4回目も打つ必要があるのか」などいくつかの課題もあります。
3回目のワクチン接種が行われるとすれば、各企業においても対応が必要です。今後の動向に注目してみてください。
(参考:厚労省「追加接種(3回目接種)についてのお知らせ」)